ゴミニケーション

ごみもあい

2007年09月28日 13:44

9.29 県民大会に参加します!


9月29日に行なわれる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に参加します。当日は会場でゴミ袋を片手に沖縄からのメッセージを発信します。私たちが取り組むゴミの問題をはじめとする環境問題と、今回の教科書問題とは相通じるものがあると感じています。
60年前の真実が高校生の教科書からいま削除されようとしています。これは何らかの意図で見たくないもの(見せたくないもの)を隠そうとすることであり、自分たちのゴミを草むらに隠す行為とまったく同じです。自分たちの足もとで起こっていることはすべてが真実です。それは今も昔も変わらないこと。自分たちの足もとの真実をしっかり見つめましょう!






ごみもあいのメンバーで、県民大会に参加する方!一緒に会場のゴミ拾いをやりませんか。ご参加いただける方は、当日午後2時45分に宜野湾海浜公園・歓海門前へ集合して下さい。今回はゴミの回収を役所等には依頼しませんので各自でお持ち帰りできる範囲とします。それに合わせて各自で袋をご用意下さい。このクバガサが目印です(笑)








【写真提供:花音さん】

目標5万人の大会、蓋を開けたら11万6000人が参加したとのこと。沖縄が本土に復帰して以降最も大きな大会となりました。
大会開始時刻は午後3時。その時間を過ぎても続々と参加者が会場の宜野湾海浜公園に入って来ました。花音さんは午後2時過ぎに沖国大に車を駐車し、そこからシャトルバスで会場へ。しかしバスの乗り場は長蛇の列。さらにバスに乗車しても今度は道路が大渋滞で、会場に着いたのは大会開始から1時間を経過した午後4時過ぎでした。大会が行なわれていた多目的広場には近寄れず、横の広場で会場から聞こえてくるメッセージに耳を傾けました。
ガンバロー三唱で大会は終了。その後参加者が引き上げたのを見計らい、会場のゴミ拾いを始めました。会場で配られていた様々なビラやペットボトルなどが主でした。10万人を超える人々が詰め掛けた会場のわりにはゴミはあまり落ちていませんでした。しかし、公園のゴミ箱というゴミ箱はどれも山積みになり、さらにその周りにも溢れていました。会場に落ちていたゴミの量を考えれば、ゴミ箱がゴミを呼んでしまったようにも思えました。この日だけでもゴミ箱を撤去しておけば…それがちょっと残念でした。

翌日のラジオでは県民大会の話題がたくさん取り上げられてました。そのなかで「那覇から参加しようと会場へ向かったのですが、バス停は長蛇の列で結局会場に着いたのは午後5時半でした…」という投稿がありました。沖縄には人々を大量に輸送する交通機関がありません。せめて那覇から嘉手納あたりまで電車が通っていれば、参加者はもっと多かったでしょう。限られたバス路線で増便してもやはり限界があります。各駐車場からのシャトルバスも渋滞を抜けなくてはなりません。これもまた今回の大会で浮き彫りになった課題と言えるでしょう。

11万6000人+αが心をひとつにした県民大会。ここからが本当の闘いです。この県民の思いを日本全国に届けないと意味がありません。「私たちは真実を学びたい」高校生がこう訴えました。真実から目を逸らさず、過ちを反省し、その精神をしっかり次の世代に引き継ぐことこそが本当の教育であると思います。

やんばる支局・天願

関連記事